TBSテレビ金曜ドラマ【MIU404】は、2020年の6月26日から放送開始されました。
【MIU404】は、星野源さん演ずる志摩一未と綾野剛さん演じる伊吹藍がバディを組んで、警視庁の刑事部・機動捜査隊の臨時部隊として新設された“第4機捜にて、「24時間というタイムリミット」の中で犯人逮捕に駆けるという話です。
第4話では、拳銃に撃たれながらも一億を持ち逃げした元ホステスの青池透子が、残された時間がわずかな中、人生最後の賭けに勝つという話でした。
途中で志摩が、透子を襲った犯人グループから銃を向けられ、その銃口を自らの額に持っていくという危険な行為をし、伊吹がそれを止めるという場面があり、志摩は何か闇を抱えているのだということを感じました。
今回は【MIU404】第5話のネタバレと見どころについてお伝えします。
TBSテレビ金曜ドラマ【MIU404】第5話のあらすじ
【MIU404】第5話では、志摩と伊吹はコンビニ店員に変装して、コンビニで張り込みをしていました。日本人店員が勤務するコンビニが強盗に狙われていたのです。二人が張り込んでいたコンビニや近隣の店舗で同時多発的にコンビニ強盗が行われ、マークしていた捜査員によって一斉に確保されたのですが、犯人は外国人で、その大半が低賃金で労働する元技能実習生でした。
しかし、留学生のマイ(フォンチー)が働いていた店舗だけは犯人を取り逃がし、マイが強盗とベトナム語で会話をしていたことから、マイに共犯の容疑がかかってしまいます。
志摩と伊吹は、マイの関係者から話を聞くためにmマイが通う日本語学校に行き、事務員・水森(渡辺大知)を訪れます。
水森はなぜか伊達メガネをかけていました。
そんな中、伊吹は恩師であり元刑事の蒲郡(小日向文世)に会いに行きます。蒲郡は今は外国人支援センターで働いており、外国人労働者の実態を話しました。伊吹は蒲郡との会話から、事件の真相に迫ることになります。
TBS金曜ドラマ【MIU404】第5話の見どころ
【MIU404】第5話は、日本人として日本に住んでいたら中々知ることがない、外国人労働者の実態について、かなり深いところまで触れていました。外国人留学生を集めることでお金が発生するビジネスがあり、そこに関わる業者は儲かりますが、「日本で働いて大金を稼ぐ夢」を持ってやってきた留学生は、実際は低賃金で働かさせられ、その夢を叶えることは中々できないのです。
留学生は就労可能な時間が週28時間と決められていますが、マイは実際は3つ仕事を掛け持ちして、寝る間を惜しんで働いていました。違反がばれたら、日本人学校は退学、強制送還になり、母国には借金しか残っていないという地獄です。
しかし日本で働き続けたとしても、低賃金で長時間労働なので、日本での生活費などを考えるとそこまで稼げることはなく、ベトナムからの留学生でお金に困っている人は多いという話でした。
このことに対し、日本人はそんな外国人の労働者に対してあまり興味を持たないので、それを社会問題として取り上げようにも数字が取れないからやらないということが問題なのだということでした。
日本語学校の事務員の水森はそんな留学生ビジネスで不正な利益を上げていることを知る、わずかな日本人のうちの一人でした。自分自身が立ち上げた人材派遣会社を倒産させ、多額の借金を抱えていたことにより、留学生ビジネスに関わっていたのです。
しかし、留学生のマイと仲良くなるうちに心苦しくなり、留学生と強盗を図り、事件を起こし、捕まることで関連会社を潰そうとしたのです。
「外国人、日本に来るな」と泣き叫びながら、マイの目の前で逮捕されてしまうシーンでは思わず涙が出ました。
【MIU404】は、ただ事件を解決するだけではなくて、「世の人に今、知って欲しいこと、考えて欲しいこと」を事件のテーマとしてうまく取り入れているのが本当にすごいと思います。
今回も、捜査の途中、志摩がお酒を目の前にして、謎のフラッシュバックがありました。志摩は過去に辛い事件があったようで、次回はそんな志摩の過去に何があったのか知ることができるとあり、今から楽しみです。
ナウチューバーの特派員RECのところに、以前逃亡して捕まらなかった成川岳から連絡があったところも気になっています。次回は菅田将暉さん演ずる謎の男は出てくるのでしょうか?
これからますますおもしろくなる予感がします。